北極オーケストラ 2

バーバラ・ヘンドリックスもチャリティーコンサートにきてくれるという申し出も戴きましたが、オーケストラとしかもう歌わないという条件があったので泣く泣く諦めました。
指揮者のクリスチャン・リンドバーグトロンボーンを持って駆けつけてくれました!そして大阪はシンフオニーホールで6月14日にクリスチャン・リンドバーグ (トロンボーン)がんばろう日本!チャリティーコンサートを催す事が出来ました。
彼の思いに感謝感激でした。

それから、何度かの延期と合同会議、検討を経て、とうとう7年越しで初来日になったわけです。その間にこのオーケストラは更に素晴らしい躍進を遂げて、今ではスカンジナビア半島のメジャーオーケストラになりました。

今回のツアーではピアニストのペーターヤブロンスキーが同行し、グリーグのピアノ協奏曲を披露してくれました。
ヤブロンスキー独特の音楽感が随所に表れ、とても印象深い名演奏を披露してくれました。
デビューした頃とは当然ながら深みと見識がヤブロンスキー流に発展していてとても感慨深いコンサートでした。

オケはチャイコフスキーの4.5.6。の交響曲を各地雄に振り分けて2回ずつ演奏しました。
http://www.proarte.co.jp/overseas/2017-2018/arcticphilharmonic.php
CDもBISから発売になっており、モスクワでの演奏会で、ムラヴィンスキー以来のチャイコフスキーの演奏だと話題になりました。

さらに、今回の特別な企画は、エドヴァルド・ムンクを含むノルウエーの画家の原画作品をロービーに展示して楽しんで戴けた事です。輸送、警備、保険と大変な作業がありましたが、ノルウェーの文化を音楽以外の側面でも表現できたことです。
また、ノルウエーの作曲家オーレ・オールセンの曲を紹介と同時にビデオプロジェクターでノルウエーのオーロラを素材にした
プロジェクターマッピングを演奏中に投影しました。
指揮者の動きに連動してオーロラが変化して行く先進技術で、とても美しい映像でした。これもノルウエーからのチームが同行して作業を進めました。

全体の企画として内容が豊富な物だった思いがあります。これも一つプロアルテムジケの記念的実績として記録されていきます。

北極オーケストラ、ノルウェー・アークティック・フィルハーモニー管弦楽団が10月初来日して6会場、静岡グランシップ、東京文化会館、三原ポポロホール、アクロス福岡ザ・シンフォニーホール岡山シンフォニーホールの順でコンサートをしました。

本来は東関東大震災の2011年6月に行うことに決まっていたのですが、東電の福島原発の事故を受けて、日本への渡航がキャンセルになってしまったものです。
東電に保障を求めましたが、初来日はデータがないと保障出来ないという論理不明な回答で
一切保障されませんでした。

何度かのその後の交渉で遂に念願の初来日公演を行う事が出来ました。
指揮者音楽監督は設立以来トロンボーンの世界的名手クリスチャン・リンドバーグ氏です。
当時キャンセルのとき、オケと一緒に来日予定だったバーバラ・ヘンドリックスもとても心配してチャリティーコンサートに